車の免許を取りたいと考えたときに、まずしなければならないのが教習所探しです。通いやすい、指導が丁寧、送迎バスがあるといったことも大切なポイントですが一番重要なのは「教習所にかかる料金」です。そこで教習所選びの際に参考にしたい料金の相場について詳しくご紹介します。

教習所では総額表示が定められている

教習所において、必要となる料金はすべて総額表示とすることがルールとなっています。これは指定自動車教習所における公正な競争のため、また不当な誘引がおこなわれないようにするためです。教習所が公開している料金は、入校してから卒業まで必要となる費用が含まれています。旭川で教習所を探しているなら、「確実に合格!旭川の教習所の選び方ガイド」で比較ができますのでぜひ参考にしてみてください。

学科試験の費用は含まれていないことに注意する

通常、教習所では学科と実技を学びます。ただし教習所の料金では、仮免許試験や本免許試験での料金まで含めなくてもよいことになっています。教習所によっては込みで表示していることもありますので、料金を払い込む際にきちんと確認するようにしましょう。

教習所の料金は「最短での合格にかかるお金」

教習所で提示されている料金は、あくまでも最短で免許取得する際にかかる価格です。実際に最短で合格する人もいますし、なかなか検定に受かることができない人もいます。教習所に行く場合には、提示されている料金だけでは不足する可能性があるということは覚えておくようにしましょう。

教習所にかかる費用はマニュアル免許なら30万円、オートマ限定なら28万円、合宿なら25万円が相場

教習所にかかる費用は、最短の合格でマニュアル免許、オートマ限定の順に価格が変わります。教習所や地域によって大きな差はありませんが、料金は教習所で設定することになるため全く同じ料金ということはありません。合宿で短期間で免許が取得できる合宿免許は教習所よりも費用は少し安くなっています。

教習所におけるマニュアル免許とオートマ限定の違い

教習所では、最初にマニュアル免許(ミッション車)かオートマ限定(オートマ車)のどちらかを選ぶ必要があります。マニュアル免許の場合はミッション車、オートマ車どちらも運転することが可能ですが、オートマ限定の場合はオートマ車しか運転ができません。また申し込んだ後マニュアル免許からオートマ限定に変更することはできますが、オートマ限定からマニュアル免許に変更ができないことも覚えておく必要があります。ただしオートマ限定を解除し、マニュアル免許にすることは可能です。この場合は、教習所で審査を受けて解除となります。学科講習や路上検定などはなく教習所内での運転を審査されるだけですが認定されなければ再度審査を受けなければなりません。

教習所にかかる費用の内訳

教習所で入校から卒業までにかかる費用の内訳は以下の通りです。

入学金

総費用の1割程度が必要です。

適性検査

入校時に受ける検査。視力検査や聴力検査がおこなわれ、規定に達していないと免許の取得ができません。また運動能力や運転適性についての検査もおこなわれます。検査料は5,000円程度です。

学科教習・効果測定

学科学習は道路交通法などについて学ぶもの、効果測定は学科試験を受ける前に受ける模擬試験のことです。学科教習は26時間と定められています。費用は7万円から8万円程度かかります。

教材費

学科に必要となる教材の費用です。5,000円程度です。

技能教習

教習所内で実際に車の運転をする教習です。指導員が助手席に座り指示を出したり運転をチェックします。1時間の教習料金が決まっているところがほとんどで、4,000~5,000円程度かかります。ミッション車は34時間、AT車は31時間の教習が必要とされています。

技能検定料金

修了検定、卒業検定にかかる料金です。1万円から1万2,000円程度かかります。仮免許や本免の学科試験の費用が含まれていることもあります。

仮免許申請交付料

仮免許の学科試験と適正試験代、および交付料がかかります。交付料は1,150円(全国同じ料金)となっています。別請求となることがほとんどです。